東京の特産品をご紹介します。
東京都の耕地面積は8,460ヘクタール(2003年、農林水産省)で、全国最低である。農地は多摩地域に集中し、区部の農地は年々縮小している。農地が全くない地区もある。東京都では、大消費地に近い地理的特性から、野菜・果樹・花卉が主に生産されており、小松菜、ホウレンソウが主要な生産物である。特に小松菜は、中央卸売市場の総入荷量の内、32.5パーセント(2000年、東京都)を占める。昔は練馬大根が特産物であったが、現在ではあまり生産されていない。
畜産業は、都市化の急激な進展によって、年々生産者が減りつつあるが、大消費地に近いという有利な条件を生かし、生産者は経営体質の強化を図っている。財団法人東京都農林水産振興財団・青梅畜産センター(旧:東京都畜産試験場)が新品種の開発に力を入れており、これまでに「TOKYO X」(豚)、「東京しゃも」(軍鶏)、「東京うこっけい」(烏骨鶏)が開発されている。中でも「TOKYO X」はブランドとしての認知度が高まりつつある。
水産業は島嶼部で主要な産業の一つとなっている。かつて東京湾は「江戸前の海」と呼ばれ、江戸前寿司の語源となるような漁場であった。現在の水産業の中心は島嶼部であり、伊豆大島付近、八丈島付近の海域での漁獲量が多い。種類としては、鰹、鶏冠海苔、鯵が多い。くさやの干物のような特産物もある。
べったら漬、人形焼などもお土産として人気が高い。

TOKYO X
ナシTOKYO X(とうきょう えっくす)とは、日本のブランド豚トウキョウXの食肉としての販売名である。 日本のブランド豚の銘柄は250種類以上あるが、遺伝子を固定し、新しい合成種の系統として日本種豚登録協会に認定されたのは、トウキョウXが日本で初めてである。 なお、品種・系統名としては「トウキョウX」、食肉としての販売名は「TOKYO X」として登録されている。
- 肉の色が淡いピンク
- 脂肪の質、色が優れている
- キメが細かく、肉が柔らかい
- 肉に微細な脂肪組織が入る
- 肉が多汁性に富む。

くさや
くさやとは、魚類の干物の一つで、伊豆諸島の特産品として知られる。新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる魚醤に似た独特の風味をもつ液に浸潤させた後、天日干しにする。発酵食品の一種とされる場合もあるが、発酵しているのは魚ではなく、くさや液である。
くさやは、新鮮なムロアジ、トビウオ、シイラなどの魚を使用した干物であり、伊豆諸島での生産が非常に盛んである。独特の強烈な臭気があるので人によって好き嫌いが大きく分かれる。
味は塩辛いながらもまろやかさがあり、味わいから感じるほど塩分は高くはない(くさや液の塩分濃度は濃くても10%程度)。近年は体によい食品として関東地方を中心として出荷されている。その個性のある強い味わいから「島焼酎」と呼ばれる伊豆諸島産の焼酎やコシの強い(乳酸の多い)日本酒によく合うとされる。

べったら漬け
べったら漬(べったらづけ)は、大根の浅漬けの一種。
大根の皮を厚めに剥き、大根の白色が変色するのを防ぐためにミョウバン水につけて下漬けし、砂糖と塩を混ぜた甘酒で本漬けする。カリカリした歯ざわりと甘いが淡白な味が特徴である。表面についた甘酒の麹がべとべとしていることからこの名がついた。 類似する沢庵漬けとは、大根を干さずに漬け込む点で異なっている。
毎年10月19日の夜(えびす講の前夜)には、東京の宝田神社(中央区日本橋本町)を中心とした日本橋、大伝馬町、堀留町、人形町近辺の通りで「べったら市」が開かれ、べったら漬が売り出される。漬け込んで10~15日で食用になるが、風味が変わるのも早く、貯蔵性はない。

人形焼き
人形焼(にんぎょうやき)は、カステラにこしあん、小倉あんなどを入れて焼いた和菓子である。餡のないものは単に餡なしと呼ばれたり、カステラ焼きとも呼ばれる。変わり種としては、抹茶あん、さくらあんやカスタードクリームなどを入れたものもある。
東京都中央区日本橋人形町が発祥地とされ、東京土産として有名である。
浅草名物(雷門や五重塔)、文楽人形や七福神の焼き型を用いたものが伝統的なスタイルであったが、焼き型は時代とともに移り変わっている。戦時色の濃かった時代は戦車や大砲などを模したものもあった。現在でも人形町のごく一部の店舗ではこの焼き型で製造されている。近年では様々なキャラクターを模した型を用いた製品があり、合格を祈念した人形焼もある。
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